JTA青木社長が退任あいさつ「人の温かさに支えられた」


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青木 紀将社長

 日本トランスオーシャン航空(JTA)の青木紀将社長(57)は9日、退任あいさつのため琉球新報社を訪れた。退任は3月31日付。4月1日から日本航空(JAL)常務執行役員に就任する。JTA社長からJAL本社に異動する人事は青木社長が初めてという。

 青木社長は2019年6月から社長を務めた。20年3月期決算は旅客収入が最高となったが、21年3月期は過去最大の赤字を経験するなど新型コロナウイルスの影響に見舞われた。

 在任期間中は、那覇空港第2滑走路の開業日に経済関係者を集めた視察飛行を実施したほか、10年ぶりの新規路線として宮古―名古屋路線を就航させ、本社も移転した。

 青木社長は「沖縄にゆかりがなかったが、受け入れてもらった。人の温かさに支えられ、別れが名残惜しい」と話した。
 (中村優希)