北部テーマパーク建設に「最上評価」 雇用創出、人材育成など 日本格付研究所


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ジャパンエンターテイメントがテーマパーク建設を計画するオリオン嵐山ゴルフ倶楽部=2019年10月、今帰仁村

 ジャパンエンターテイメント(名護市)による本島北部のテーマパーク建設事業について、日本格付研究所(東京都、JCR)は、資金使途が社会課題を解決する事業であることを示す「ソーシャルファイナンス・フレームワーク」の評価として、最上ランクの「Social1(F)」を付与した。SDGs(持続可能な開発目標)にも合致しているとしJCRの格付けとしてはテーマパーク事業で初の取得という。

 ジャパンエンターテイメントに出資するコンサルティング会社の刀(大阪市)は「株主や地域住民にテーマパーク事業の透明性を示すことができる。2025年前後の開業を目指し、北部地域や沖縄全体の活性化につなげたい」と語った。

 JCRの評価書では、テーマパーク事業が「雇用創出、地元の人材育成を含む地方創生を企図している」「社会的便益をもたらす」と分析した。(小波津智也)