沖縄コロナ744人 6日連続で前週比減「勢いなくなったが地域にいる」(3月12日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は11日、10歳未満から90歳以上の744人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前日比95人増で、前週の同じ曜日との比較は6日連続減少している。

 直近1週間平均の新規PCR検査の陽性率も12・6と減少を続けている。糸数公医療技監は「感染の勢いがなくなっている印象だが、10を超えており、地域に感染者がいるのは間違いない」と、感染対策の徹底を呼び掛けた。

 年代別では10代の159人が最多で、続いて10歳未満123人、40代112人、30代106人となっている。推定感染経路が確定したのは383人で、家庭内257人、友人・知人74人、職場内24人などだった。

 感染などによる医療従事者の欠勤は21重点医療機関で231人、その他の病院は131人で計362人だった。感染者がいる社会福祉施設は、高齢者施設は32カ所、障がい者施設は11カ所で施設内療養者は計98人となっている。

 県は同日、昨年8~9月に起きたクラスター(感染者集団)7件を発表した。全て那覇市で起きており内訳は事業所3カ所、社会福祉施設1カ所、保育施設1カ所で残り2件は家族や友人同士の会食だった。

 米軍基地関係の感染は計32人だった。 (嘉陽拓也)