沖縄県立高校と特別支援学校高等部は15日、各高のホームページなどで2022年度一般入試の合格を発表した。県立高と特支高等部で計1万3046人が合格した。与那原町の知念高校では、合格発表を掲示した。
午前8時半、知念高校には受験生と保護者が集まり受験番号の張り出しを心待ちにしていた。同校は新型コロナウイルスの感染対策として、21年から校舎2階の内窓から合格発表の掲示を実施している。午前9時に番号が張り出されると、「やった」「番号あるよ」などと喜びの声が聞こえた。
家族で番号を確認した女子生徒(15)は「うれしい。全力で高校の3年間を楽しみたい」と笑顔を見せた。母親(38)は「家族全員で応援していた。新しい道をがんばってほしい」と祝福した。別の男子生徒(15)は「大学受験に向けて勉強に取り組みたい」と前を見据えた。外で受験生を見守っていた知念高校の仲宗根勝校長(56)は「目標を持って夢実現のために取り組んでほしい」と語った。
合格者が定員に満たなかった県立高校45校92学科、特支高等部14校で2次募集を行う。定員は全日制で1806人、定時制で295人、特支高等部で154人。出願日は16、17の両日となる。