【中部】沖縄市と宜野湾市、北谷町の一般廃棄物を受け入れている倉浜衛生施設組合(沖縄市池原)で2月、県の立ち入り調査があり、焼却炉の排出ガスから基準値の約5倍となるダイオキシン類が検出されたことが14日までに分かった。組合は三つある焼却炉のうち、基準値を超えた1基を9日から停止している。
同組合によると、県から報告を受けているダイオキシン類の値は1立方メートル当たり0.53ナノグラム等量。基準値(同0・1ナノグラム等量)の約5倍だった。これまでの法定点検(年1回)と自主的な点検で基準値を超えたことはなかった。
停止した焼却炉は基準値を超えた原因を調査し、基準を下回ることが確認できれば再稼働する方針。現在のところ、ごみの搬入や焼却に影響は出ていないという。
同施設の焼却炉は2010年から稼働している。
(宮城隆尋)