沖縄SVが新体制発表 JFL昇格へ即戦力が加入 サッカー九州リーグ


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2022シーズン新体制を発表した沖縄SV代表の髙原直泰(左から3人目)=16日、那覇市久茂地のみらいおきなわ

 サッカー九州リーグの沖縄SVは16日、那覇市のみらいおきなわ(沖縄銀行本店)で2022シーズンに挑む新体制を発表した。Jリーグ百年構想クラブ認定を弾みに、新加入選手12人を含む26人で日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指す。選手で監督も兼任する代表の髙原直泰は「選手層に厚みをもたせることをポイントにした。即戦力になる選手が来たと思っている」とチームのさらなる強化を掲げた。

 DF安在和樹やFW儀保幸英らJ2経験者も加わり、補強を図った。髙原がスタートで出るなど、これまでのスタメンが固定された状況を変えるべくチームの活性化を期待する。今季から主将を務めることになった秋本和希は「チームの目標を達成できるよう頑張りたい。チームの基準を常に高く持って、いい方向に導けるようにしたい」と意気込みを語った。

 2月28日にJ3参加への前段階の手続きとなる百年構想クラブの認定を受け、Jリーグ入りへのスタートラインに立った。最短で来季にJFL、再来年にJ3昇格を目指す。髙原は「クラブとして選手たちに道筋をつくれたことは大きいと思う。実現できるかは自分たち次第。結果を出した時に選手がつまずかないよう引き続きやっていきたい」と決意を述べ、まずはリーグ3連覇を狙う。

 開幕2節は県内で行う。初戦は19日にFC延岡AGATA、2戦目が20日に日本製鉄大分と、いずれも東風平運動公園サッカー場で戦う。
 (謝花史哲)