ぬちまーすが新工場 製塩2.5倍へ 2023年1月稼働


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くわ入れをする(右から)中村正人市長、高安正勝社長、玉城剛代表、仲本豊社長=18日、うるま市与那城宮城のぬちまーす

 【うるま】製塩業のぬちまーす(高安正勝社長、うるま市)は増産体制を整えるため、うるま市与那城宮城の同社敷地内に新しい製塩工場を建設する。新工場の稼働で製造量は年間約100トンから250トンに増える。10月中旬ごろに完成し、試運転を経て来年1月に製造を始める。

 新工場は建築面積436・9平方メートル、延べ床面積982・4平方メートル。工場棟、倉庫棟、濃縮機棟の3棟で構成する。機械化による生産能力の向上、人件費抑制で利益率向上を見込んでいる。今後は業務用の塩も手掛ける考えだ。

 18日、安全祈願祭が開かれ、高安社長、うるま市の中村正人市長、ia建築設計事務所の玉城剛代表、仲本工業の仲本豊社長がくわ入れを行った。

 ぬちまーすの前身、ベンチャー高安は1997年創業。独自の「常温瞬間空中結晶製塩法」によってミネラル成分を多く含む塩を製造し、県内外に販路を広げている。
 (小那覇安剛)