金武町議会が活性炭費用を可決 水道水からPFAS除去へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【金武】金武町の水道水から国の暫定指針値を上回る有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が検出された問題で、金武町議会(嘉数義光議長)は18日、2022年度町水道事業会計補正予算案を賛成多数(賛成13、反対2)で可決した。PFASを除去するため、金武浄水場のろ過池に粒状活性炭を敷き詰める材料費約3400万円を計上している。

 水道水の全量を県企業局水に切り替えるための送水管工事費約3億円を計上した22年度町水道事業会計予算案は、全会一致で可決した。

 防衛省の補助で3分の2を賄う。6月半ばに着工予定。

 活性炭の導入は、23年度に県企業局水に切り替わるまでの臨時措置。5月半ばから6月ごろの運用開始を想定する。特定防衛施設周辺整備調整交付金の活用を見込む。