世界遺産の希少種、空港で写真撮って判定 持ち出し防止アプリ環境省が開発中


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希少種を識別するアプリの研修会=9日、鹿児島県の奄美空港

 世界自然遺産に登録された沖縄県や鹿児島県・奄美地方からの希少種流出を防ぐため、空港などで、法律や条例が持ち出しを禁じた生き物かどうかを識別する作業を効率化しようと、環境省は、タブレット端末で生き物を撮影すれば、持ち出し禁止かどうかが分かるアプリの開発に取り組んでいる。

 環境省によると、現在は空港や港に生き物が持ち込まれると職員が紙の資料と照合し、識別に手間がかかる。開発中のアプリは両生類、爬虫(はちゅう)類、昆虫が対象で人工知能(AI)を活用し識別。2022年度の試験運用開始を目指している。

 今月9日、奄美空港で研修会があり、職員は、画像をアプリに読み込ませる手順や撮影角度などを学んだ。富重有季子さん(35)は「AIが生き物の名前を教えてくれるので、乗客にも自信を持って伝えることができ、ありがたい」と話した。

(共同通信)