自然遺産発信へ沖縄・奄美4島に拠点 環境省計画


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多種多様な動植物をはぐくむやんばるの森=7月26日、国頭村安波(小型無人機で大城直也撮影)

 【東京】沖縄・奄美の世界自然遺産登録が昨年7月に決まったことを受け、環境省が、登録地の4島全てで自然遺産の魅力発信や観光客らにマナー、ルールの順守を呼び掛ける拠点施設の整備を計画していることが24日までに分かった。23日の参院政府開発援助等及び沖縄北方特別委員会での宮崎勝氏(公明)への答弁で明らかにした。

 同省によると、沖縄・奄美の4島に、各島それぞれの自然遺産についての展示や、入域時のルールやマナーを周知するための施設として「世界遺産センター」を順次設置する。

 沖縄北部では、国頭村の「やんばる野生生物保護センター」を改修予定で、2022年度中にも設計を実施。西表島についても同年度中に基本計画を策定し、既存の施設の改修や新設も含め検討するという。(安里洋輔)