石垣島から離島2路線開設へ 波照間と多良間 来月末、第一航空


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沖縄県議会(資料写真)

 沖縄県議会の新沖縄振興・公共交通ネットワーク特別委員会(中川京貴委員長)が25日、開かれた。県交通政策課は、第一航空(大阪府)が4月末の石垣―波照間と石垣―多良間の航空路線開設に向け、国と調整を進めていると明らかにした。機体は19人乗りのDHC―6―400型を使用する。比嘉京子氏(てぃーだ平和ネット)への答弁。

 同社は既に新石垣空港に事務所を設置し、チャーター方式で月15回以内、曜日と時間固定で就航することを計画している。県は3月末までに竹富町、多良間村、粟国村で構成する「県新規航空路線等開設検討協議会」を開催し、就航日時などを検討する。

 石垣―波照間は2007年まで、石垣―多良間は06年まで、いずれも琉球エアーコミューター(那覇市、RAC)が就航していた。県によると、RACは需要やパイロット不足により両路線から撤退した。

 宮城力企画部長は「採算性が課題。いかに需要を高められるか。厳しいところもあるが協議を進めたい」と話した。

 第一航空は昨年7月に運休していた那覇―粟国路線を再開させている。

(梅田正覚)