沖縄のコロナ879人 週人口比全国ワースト(3月27日朝) 


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 沖縄県は26日、新たに10歳未満から90代の計879人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週土曜日を77人(前週比9・6%増)上回り、4日連続で前週より増えた。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は25日時点で324・82人となり、2カ月ぶりに全国1位となった。1週間の合計数も3週間ぶりに増加に転じた。

 県の糸数公医療技監は感染状況について「今は緩やかな増加がみられる。入院患者が増えなければ、この水準でも強い措置にならないと思う。3月後半の過ごし方が重要になる」と指摘し、社会経済活動が活発になる4月までの行動を注意するよう呼び掛けた。

 新規感染者の年代別内訳は20代が204人で最多。10歳未満から40代はいずれも100人を超えたが、50代以上は減少した。

 推定感染経路は確定例との接触者が346人で、内訳は家族内223人、友人・知人70人、職場内35人、飲食12人、施設内2人、その他4人。533人は調査中。在沖米軍関係の新規感染者は、嘉手納基地14人、フォスター7人、普天間基地3人、ハンセン2人、キンザーとコートニー、シュワブ、トリイ通信施設が各1人の計30人だった。 (仲村良太)