倉敷ダムで新たに砲弾見つかる 迫撃砲弾46発や小銃弾16発…沖縄戦時のものか


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倉敷ダムの湖内で見つかった土のう(中央左側)と不発弾(写真上部)=25日(県河川課提供)

 沖縄県は28日、沖縄市とうるま市にまたがる倉敷ダムの湖内で新たに米国製81ミリ迫撃砲弾46発のほか、製造国を特定できない小銃弾16発、発煙弾2発が見つかったと発表した。土のうに入った状態で地面に埋まっていた。陸上自衛隊によると、全て沖縄戦時のものとみられる。

 2月7日に銃弾やドラム缶が湖内で見つかったことを受け、沖縄防衛局が撤去していたところ発見された。24日にも米国製の81ミリ迫撃砲弾と手りゅう弾、製造国を特定できない小銃弾が見つかっていた。

 防衛局が25日に倉敷ダム管理事務所職員の立ち会いで、鉄くず撤去の完了を確認していたところ、土のうの一部が地面から表出し、袋の中に迫撃砲弾などが入っていた。県警が現場を確認した後、陸上自衛隊が不発弾を回収した。

 県は防衛局に不発弾が残っていた経緯特定のほか、周辺の磁気探査や目視調査を求めている。
 (明真南斗)