高級魚のアカジン、マクブの漁獲制限、沖縄本島全域に拡大 周辺離島にも


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アカジンミーバイ(資料写真)

 漁獲高が減っている県産高級魚のアカジン(スジアラ)とマクブ(シロクラベラ)の数量回復のため、沖縄海区漁業調整委員会は29日、漁獲サイズ制限区域を沖縄本島全域および久米島などの周辺離島を含めた海域まで拡大することを決めた。これにより4月1日から、全長40センチ未満のアカジン、全長35センチ未満のマクブの漁獲を禁じる。

 沖縄沿岸の水産資源は多くの種類で減少傾向にあり、特に沖縄の三大高級魚とされるこの2種については、資源管理の取り組みが長年の課題だった。

 アカジンとマクブの漁獲サイズ制限は2003年から、北部6漁協が自主的な管理として先駆けて実施した。その結果、北部海域では2種とも顕著な資源の増加傾向がみられるなど効果が得られた。

 17年には、伊平屋村・伊是名村海域と恩納村沿岸にも制限区域が拡大。19年には沖縄島南島海域も対象に加わり、今回、本島全域と離島周辺まで拡大した。

 県は「小型魚・未成魚を保護することで資源の回復と生産量の増加、安定が期待される」と説明。規定の大きさに満たない魚の捕獲禁止は漁業者が対象だが、海区漁業調整委員会は釣り人に対しても協力を呼び掛ける方針。
 (当銘千絵)