免許なしで麻薬を処方 医師に停職1カ月の懲戒処分 南部医療センター


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県立南部医療センター・こども医療センター(資料写真)

 沖縄県病院事業局は31日、2018年9~11月に、麻薬施用者免許が失効しているにもかかわらず、手術後の鎮痛剤などとして使われる麻薬「フェンタニル注射液」を複数の患者に処方したとして、県立南部医療センター・こども医療センターに勤務する40代男性医師に停職1カ月の懲戒処分を下したと発表した。

 男性医師は、同僚医師のIDやパスワードを使って処方しており、19年に麻薬取締法違反で那覇地検に書類送検され、その後に起訴猶予処分となったという。

 同局は、男性医師に自身のIDなどを教えたとして同センターに勤務する別の40代男性医師にも、地方公務員法違反の戒告処分を下した。処分はいずれも3月30日付。

(嘉陽拓也)