福州園、民間運営に 華人総会とPMエージェンシー 「那覇の日」にリニューアル


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改装工事で休園中の福州園=2日、那覇市久米

 日本沖縄華僑華人総会(那覇市)とイベント会社大手のピーエムエージェンシー(宜野湾市)が1日から、那覇市久米の庭園「福州園」の指定管理を担っている。2者で「沖縄華僑華人PMコンソーシアム」を組んだ。期間は2027年3月31日まで。

 同施設は1992年の開園以来、那覇市が管理していた。16年から指定管理制度を取り入れ、同市観光協会が管理してきた。現在、入場者の増加を目的に改修工事をしており、7月8日の「那覇の日」にリニューアルオープンする予定。夜間にライトアップするため、閉園時間を現在の午後6時から午後9時まで延ばす計画。イベント開催を増やし、集客を図りたい考え。

 日本沖縄華僑華人総会の東江芝軍会長は「華やかで新しい福州園を市民の皆さんに見てもらいたい。中国と沖縄の交流の拠点にしたい」と話した。ピーエムエージェンシーの城間尚哉氏は「地域の人が来場しやすいようなイベントを積極的に開催していきたい」と話した。 (中村優希)