沖縄都市モノレール乗客数、21年度は1177万人 前年度比7.7%増、旅行客の利用が増加


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄都市モノレール(那覇市、渡慶次道俊社長)は5日、2021年度(2021年4月~21年3月)の年間乗客数が前年度比7.7%増の1177万5824人だったと発表した。増加した要因について同社は、20年度に続き新型コロナの影響で利用者は限定的だったものの緊急事態宣言解除後は県外旅行客の利用が若干増え一時的に回復したためと分析した。

 1日当たりの平均乗客数も同7.3%増の3万2263人と増加したが、コロナ流行前だった18年度の5万5766人と比較すると6割程度にとどまった。同社によると、21年度は4月、5月、11月、12月の月間乗客数が前年同月と比較して増加。特に4月は同67%増の101万8599人と大幅に伸びた。駅別では那覇空港駅の利用率が伸長し前年度比16%増の112万4885人が利用した。同社の担当者は「新しい生活様式が浸透しつつある中、リモートワークなどのため通勤通学利用の県内在住者は減ったものの、県外からの旅行客は徐々に増えている」と分析した。
 (当銘千絵)

ゆいレール=県庁前駅