本屋大賞8位に知念実希人さん「硝子の塔の殺人」 沖縄出身者で入賞初めて


社会
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知念実希人さん

 全国の書店員が最も売りたい本を選ぶ「2022年本屋大賞」の受賞作が6日、発表された。大賞には逢坂冬馬さん(36)の「同志少女よ、敵を撃て」(早川書房)が選ばれた。南城市生まれで東京在住の作家、知念実希人さん(43)の「硝子の塔の殺人」(実業之日本社)は8位に入った。知念さんが8位となるのは4回目。県出身の作家で10位以内に入ったことがあるのは知念さんのみ。知念さんは2018年に「崩れる脳を抱きしめて」(実業之日本社)、19年に「ひとつむぎの手」(新潮社)、20年に「ムゲンのi」(双葉社)で8位だった。

 逢坂さんの「同志少女よ、敵を撃て」は独ソ戦を女性狙撃兵の視点から描き、アガサ・クリスティー賞を受賞。直木賞候補にもなった。

(宮城隆尋)