「取材していると分かるはず」 記者に銃口、那覇市長が批判


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定例会見で記者の質問に答える城間幹子那覇市長=6日、那覇市役所

 米軍那覇港湾施設(那覇軍港)で訓練中の米兵が基地の外にいた琉球新報記者に銃口を向けた件について、那覇市の城間幹子市長は6日に開かれた定例会見で「あってはならないことで腹立たしい行為だ」と批判した。

 城間市長は在沖米陸軍が意図的に銃口を向けた可能性を否定していることに「(本紙記事中の)写真を見たら明らかに記者と目が合っている」と述べ「記者はカメラを構えているので、取材をしていることは分かっているはず。フェンスの外にいる非武装の市民に、銃口を向けることが訓練だと言えるのか」と首をかしげた。軍港内での訓練については「防衛局などに対しては、訓練が(那覇軍港の使用主目的などを定めた)5・15メモにそぐわないと言い続けているが、平行線のまま。引き続き、厳格に運用するよう求めていく」と話した。

(金城実倫)