沖縄復帰式典に玉城知事「発展を祈念し開催」 市民団体「反対」の声に 宣言発信へ県民意見533件


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玉城デニー知事

 玉城デニー知事は8日、沖縄の日本復帰50年を記念して5月15日に国と県で共催する復帰式典を巡り、市民団体から反対の声が上がっていることについて、「式典は沖縄の一層の発展を祈念して開催することにしている」と述べ、予定通り実施する考えを示した。

 記念式典は沖縄と東京の2会場で開催し、天皇皇后両陛下もオンラインで出席する。玉城知事は「沖縄のこれまでの歩みや平和を発信し、政府にも理解してもらいたい。沖縄の将来の可能性についても、この式典を通して広く国民や国の内外に発信したい」と話した。また、5月15日までに玉城知事が発信する建議か宣言に対して県民から意見を募ったところ、533人から意見が寄せられ、うち365人(68・5%)は10代だったと説明した。意見は「沖縄の豊かな自然を保全し、次の世代に引き継ぎたい」や「沖縄特有の文化を後世に残す引き継いでいくことが重要」などがあった。

(梅田正覚)