今村が躍動、チーム最多20得点 キングス11連勝で首位維持 第45戦


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京都―キングス 第3クオーターに果敢にアタックしシュートを狙うキングスの今村佳太(左)=9日、京都市体育館(Bリーグ提供)

 今村佳太が攻守で躍動した。キングスが1点差に詰め寄られた第3クオーター3分過ぎ。今村が2点シュートをねじ込み京都を引き離した。外国籍選手を相手にブロックショットを決め、3点弾も沈めてチームが攻勢に転じるきっかけをつくった。

 キングスは前半、外のシュートが決まらずスコアを伸ばせなかったが、終始インサイドで激しく勝負して失点を防いだ。攻撃ではゴール下での位置取りに競り勝ち、各選手がリングにアタックする道筋をつくった。インサイドへの攻撃を起点にパスをつなぎ、得点を重ねた。

 相手の注意がインサイド攻撃に向けられると、今村が外からリングを射抜いた。チーム最多の20得点を挙げ、守備の間を抜くアシストで得点を援護した。この日は並里成が体調不良で欠場したが、今村がガード役も担って穴を埋めた。

 前半は京都に接戦に持ち込まれたが、各クオーターで20点以上は与えなかった。堅守を最後までやり遂げたことも勝因の一つだ。次戦に向けて桶谷大ヘッドコーチは「スイッチディフェンスを多用したので対策してくるだろう。攻撃も含め、それを考えて準備したい」と気持ちを引き締めた。
 (謝花史哲)

 


 

▽Bリーグ1部(京都市体育館、1255人)
キングス 41勝4敗
 87―69(20―17,19―17,26―17,22―18)
京  都 13勝34敗

やろうとした試合ができた

 桶谷大HC(キングス)の話 前半はなかなかシュートが入らず離せなかった。後半は我慢強くボールを回して相手も疲れてきて、レイアップも入ってきた。今日はゲーム通して出ているメンバーがしっかり守り、やろうとしていた試合ができたと思う。