【宜野座】在沖米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが14日午後4時ごろ、沖縄県宜野座村の漢那小学校周辺で何らかの物体をつり下げて飛行した。目撃した村民によると、民間地上空でつり下げ訓練が実施された可能性がある。
目撃者の漢那区に住む50代の女性が同日午後4時前、漢那小近くの上空を飛行するオスプレイを確認し、動画を撮影した。女性は「小学校のすぐ近くを旋回していた。近くでは農作業をしている人たちもいたので不安だ。子どもたちや農家の上で訓練しないでほしい」と訴えた。
宜野座村によるとキャンプ・ハンセン内での着陸帯を使った物資のつり下げ訓練は度々実施されている。昨年4月にもCH53大型輸送ヘリコプター1機が車両のような物をつり下げて飛行する様子が確認され、宜野座村は「米軍機の訓練はなるべく山側で行うなど住民に配慮してほしい」と沖縄防衛局を通じ米側に申し入れていた。
(長嶺晃太朗・松堂秀樹)