【久米島】任期満了に伴う久米島町長選挙が17日、投開票される。届け出順にいずれも無所属新人で、久米島商工会前会長の大道敦氏(64)、前町議会副議長の吉永浩氏(41)、前副町長の桃原秀雄氏(62)の3氏が、産業振興や人口減少対策、子育て・福祉政策などを争点に選挙戦を繰り広げてきた。2006年以来16年ぶりの選挙戦で、初の三つどもえとなった。
投票は午前7時~午後7時に町内4カ所で実施される。大勢判明は午後9時半ごろの見通し。当日有権者数は5961人(男性3161人、女性2800人)。16日までに有権者の34・27%に当たる2043人が期日前投票した。
■大道 敦氏(おおみち・あつし) 1957年9月生まれ、町儀間出身。久米島高卒。理美容室経営などを経て、2001年に化粧品製造のポイントピュールを創業。21年6月から22年3月末まで久米島商工会会長を務めた。
■吉永 浩氏(よしなが・ひろし) 1980年5月生まれ、町真我里出身。県立看護大卒。2003年に保健師として町役場に採用。15年の町議選で初当選し、19年に副議長に就任。町長選出馬のため今月12日に自動失職した。
■桃原 秀雄氏(とうばる・ひでお) 1959年7月生まれ、町宇根出身。沖国大卒。89年に仲里村役場(現久米島町)に採用。総務課長などを歴任し、14年6月に副町長に就任した。町長選出馬のため22年3月末に辞職した。
(照屋大哲)