琉銀が副業OKに すでに2人が講演や執筆活動 組織活性化図る


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 琉球銀行(川上康頭取)は2022年度から、職員の副業を認める制度を導入した。職員一人一人のワークライフバランスの充実を図り、組織の活性化や企業価値の向上を図る。

 勤続3年以内や短時間勤務を除く全職員が対象で、臨時職員も含まれる。収入面よりも、本人の特質や技術を磨くことで得られる人的ネットワークにメリットを見いだしている。

 19日現在、職員2人の講演や執筆活動が副業として認められている。ほかには音楽や料理などの教室開催や、観光ガイド・通訳などの副業を想定している。

 原則として認めるものの、琉銀の信用を失墜する内容や、本業に支障を来したり競合したりする内容は除外される。

 琉銀人事部の座波元上席調査役は「銀行の価値向上にとどまらず、社会貢献にもつながる。職員は積極的に活用してほしい」と話した。
 (小波津智也)