「与那原を脱炭素に」学生の環境チームが町長に報告 県SDGsグランプリ受賞


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SDGs OKINAWAグランプリ受賞を照屋勉町長(前列左)に報告する崎原結斗環境チーム代表と共に喜び合う学生たち=3月14日、与那原町役場町長室

 【与那原】知念高校や沖縄女子短期大、沖縄国際大の生徒や学生が参加する「SDGs MANABI―Ba for school 環境チーム」がこのほど、与那原町役場に照屋勉町長を訪ね、県主催の「SDGs OKINAWA グランプリ2021」で最高賞のグランプリを受賞したことを報告した。

 崎原結斗代表をはじめ、當山全哉さん、當山綿さんら6人が表彰状を手に受賞までの経過を説明し喜びを語った。

 チームは、与那原町を学んで地元、県内、世界を見つめ直して「より良くしたい」という熱い気持ちを持った高校生、大学生が多く集まった。町から前城充政策調整監が関わり「よなばる綱がるプロジェクト」代表の磯部達さんとコミュニティコーディネーターの野呂美菜子さん指導の下、崎原さんが環境チームの代表を務め活動している。

 チームは、学びの中で取り組みを多くの地域に広げるため会員を募集した。第1期、第2期を合わせて約60人の応募があった。

 子どもと大人がさまざまな場所で関わり合えるコミュニティー形成で提携し、枠にはまらない斬新な考えで学び合える場所と位置付ける。

 2030年の実現目標としてごみを消滅し環境に負担を掛けない、人にも自然にも優しい街づくりを進める。世代を問わず人々の関わりが深く、チムグクル・ユイマール精神にあふれる沖縄にするほか、与那原を県内初の脱炭素地域にすると目標を掲げている。

(知花幸栄通信員)