島野菜や沖縄そば、ウチカビも… 神奈川に沖縄宝島が開店


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 【海老名】沖縄物産企業連合(那覇市、羽地朝昭社長)は21日、神奈川県海老名市に県外の直営では8店舗目になる「沖縄宝島ららぽーと海老名」をオープンした。売り場面積は約70平方メートルで、150メーカーの約1千商品をそろえた。復帰50周年事業とも位置づけており、沖縄物産品の「さらなる拡大を図る」としている。

 朝の連続ドラマ「ちむどんどん」の放送が始まっているのを受け、沖縄料理で定番の島野菜をそろえた。ヘチマやフーチバー、島ラッキョウといった「マイナー野菜もそろえた」と言う。島ラッキョウはこの日の入荷分は早々に完売。同社の神野河晃洋さんは「ヘチマやパパイアについては調理動画も流して料理を伝えたい」と普及を図る考えだ。

 沖縄そばは名護や糸満など地域によって違う多彩な種類のそばを準備した。変わったところでは、先祖供養の際に用いる冥銭「ウチカビ」も。神野河さんは「沖縄の風習も含め、この機会に沖縄をアピールしたい。商品も客の要望に応じて増やしていく」と話した。

(斎藤学)