約6500人のブースターが喜びを爆発させた。プロバスケットボールBリーグ1部西地区の琉球ゴールデンキングスが5年連続の地区優勝を果たした23日、沖縄市山内の沖縄アリーナは熱狂に包まれていた。ブースターは「最高」「沖縄の誇り」と手をたたき、チャンピオンシップ(CS)での健闘を期待した。
キングスも「チームの一員」と認めるブースター。対戦相手がフリースローを放つ場面は、「外してほしい」との思いが込められた拍手が会場にこだました。相手選手がシュートを外し、キングスの岸本隆一選手は「外させたのは皆さん」とたたえたほどだった。
ブースター歴約10年の安里千秋さん(37)=那覇市=は、家族6人で優勝を見届け「感無量です」と喜びをかみしめた。キングスの影響でバスケを始めたという子どもの琉飛(ゆうひ)さん(13)や凰(こう)さん(11)、心陽(こはる)さん(8)、燿(よう)さん(6)は「キングス強すぎて最高。ブースターでよかった」などと話した。
(金良孝矢)