キングス、負傷3選手の悔しさ力に 強さの背景に「冷静なプレー」【西地区優勝】


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西地区優勝を決めて5連覇を果たし、手を振りながらコートを回るキングスの選手たち

 名古屋に第4クオーターで逆転負けした前戦からきっちり修正を図り、連敗しない強いキングスを見せつけた。東地区も合わせて勝率はリーグトップ。その強さの背景に、今季チームで確認し続けてきた「冷静なプレー」があった。さらに今季始まってすぐにけがで離脱した主将の田代直希、渡邉飛勇、牧隼利の3選手の悔しさも含めて力に変えた。

 マンツーマン守備で素早く間合いを詰める堅守や攻守の切り替えの速さでリズムをつくり、人もボールも動き続けて流れを引き寄せる。第4クオーターに強く、個々の能力の高さに上に加わった冷静さが「ストロングポイントになっている」と桶谷大ヘッドコーチも評価する。

 チャンピオンシップでも熱くなったりピンチになったりした局面でそれぞれが冷静な状況判断、シュート選択ができるかが、制覇への鍵を握る。

(謝花史哲)