【国頭】「屈辱の日」の28日、米統治下の圧政からの解放を求め復帰運動に力を尽くした、本島中部の若者らで構成する中頭青年団OB会のメンバーらが、国頭村辺戸岬の「祖国復帰闘争碑」前に集まった。復帰当時に思いをはせ、現在も続く米軍基地過重負担の解消などを訴えた。メンバーからは「望んでいた復帰と違っていた」との声が上がった。
OB会のメンバーらは、復帰闘争の際に使用した大きな旗を闘争碑の前で掲げた。OB会の東武さん(74)は「昔はこれを掲げながら行進した」と感慨深げに語った。
あいさつしたOB会の田場盛順さん(79)は「復帰は道半ば」と強調した。
(長嶺晃太朗)