水道水安全確保 沖縄県企業局に北谷町長が要請 


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 【北谷】北谷町の渡久地政志町長は6日、県企業局の松田了局長を訪ね、水道水の安全確保に関する要請を行った。県企業局が管理する北谷浄水場を巡っては、水源である米軍基地内の嘉手納井戸群から、発がん性が指摘される有機フッ素化合物のPFOSなどが検出されている。

 要請は「利用者から健康被害が懸念され、水道水の安全性に疑義が生じている」として、(1)嘉手納井戸群からの取水を停止し、本島北部のダム水源から送水量を増加するなど水量の確保を図る(2)嘉手納基地への早期立ち入りを行い、汚染物質を除去するための適切な措置を講じる―の2点を求めた。

 北谷町は2020年にも、野国昌春前町長が同様に要請を行っている。
 (名嘉一心)