ボリビアの琉球國祭り太鼓支部長に18歳リベラさん選出 「沖縄のルーツ引き継ぐ」


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新支部長のリベラ彩未さん

 琉球國祭り太鼓ボリビア支部の8代目支部長にこのほど、県系3世のリベラ彩未さん(18)が選ばれた。前支部長の池原飛鳥さんから引き継いだ。

 彩未さんは4年前、14歳の頃に祭り太鼓に入団した。「毎年、コロニア・オキナワで行われる豊年祭を家族で見に行っていた。幼い頃から祭り太鼓の演舞を見るのが楽しみだった。かっこいい動きや曲に合わせて、いろんな感動を与えてくれた」と入団に至ったきっかけを話す。

 現在、ボリビア支部は21人で、ジュニアは10人。日系人やボリビア人が活動している。彩未さんは今後の抱負を「グループの拡大、そしてもっとたくさんの人に知ってもらえるように楽しくやっていくことと、沖縄のルーツを引き継ぐこと」と語った。

 琉球國祭り太鼓ボリビア支部は2000年から02年にかけて、ボリビアのオキナワ移住地の日本語学校に赴任した、沖縄県派遣教師の与那嶺昭教諭が発足した。現在、オキナワ移住地の豊年祭をはじめ、沖縄や日系関係の行事、ボリビア各地のイベントに出演している。

(安里三奈美通信員)