沖縄通信ネットワークは9日、2022年3月期決算を発表した。売上高に当たる営業収益は前期比3.1%増の75億2千万円、営業利益は同14.7%増の13億5千万円、純利益は同14.7%増の10億3500万円だった。いずれも過去最高を更新し3期連続の増収増益となった。取締役で沖縄セルラー電話専務の山森誠司氏(60)の社長昇格を内定する役員人事も併せて発表した。
法人向けイーサネットや家庭向け光ファイバー通信(FTTH)「ひかりゆいまーる」の稼働数が増加し、データ伝送収益が5.4%増となった。業務受託収益でもFTTH卸回線や携帯事業者向け回線の5Gエリア拡大に伴う稼働数増加で3.6%増となった。
役員人事では、取締役の具志守也氏(53)と営業本部顧問の久貝勝彦氏(60)がそれぞれ常務に就任する。常勤監査役の松田健氏(56)は取締役に、常務の田代寛樹氏(57)は常勤監査役に就く。
社長の仲地正和氏(64)、専務の友利克輝氏(62)は退任。6月開催予定の定時株主総会、取締役会を経て決定する。
同社は21年に設立25周年を迎え、これまでの呼称OTNet(オーティーネット)に商号を新たに変更する。6月の株主総会を経て、7月から変更となる。(小波津智也)