【東京】沖縄意見広告運動(山内徳信元参院議員代表世話人ら)は10日、都内の参議院会館で会見し、復帰50年を迎える15日に「基地のない平和な沖縄、そして日本」の実現への思いを込めた広告を国内3新聞に掲載すると発表した。台湾有事に乗じた南西諸島の自衛隊配備を踏まえ「再び戦場にするな」とも訴える。
13期目の意見広告は、賛同件数が1万5324件で、そのうち団体は544件に上るという。前回の12期より約300件多い。広告では1971年の「屋良建議書」を振り返り、県の新たな建議書の実現もアピールする。見開き2ページの広告は琉球新報、沖縄タイムス、朝日新聞に掲載する。
同運動事務局長の生田あいさんは「この節目に新しい沖縄、日本の実現に向け、広告を通じて希望を提起できれば。賛同者の中には、沖縄のため貧者の一灯として送りたいと賛同した人もいた」と話した。
(斎藤学)