【与那原】沖縄県与那原町の与那原大綱曳まつり運営委員会(委員長・照屋勉町長)は11日、「第40回与那原大綱曳まつり」を7月30、31の両日に開催することを決定した。同日、与那原町上与那原の上の森かなちホールで開かれた総会で、運営委員らの全会一致で決めた。与那原大綱曳まつりの開催は2019年以来3年ぶりの開催となる。
大綱曳まつりは、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年と21年は中止となり、関係者らのみで神事を目的とした小綱を引いた。開催決定について照屋町長は「新型コロナの感染状況では中止もあり得る」とした上で、「コロナ禍で疲弊した町民の心を、第40回大会の開催で少しでもほぐしたい。町民の団結と融和を内外に示し、町勢発展に寄与できれば」と期待した。
第40回大会は、大綱曳が御殿山青少年広場で開催され、屋台やステージイベントなどの祭り会場は町東浜にある与那古浜公園で開かれる。一方、新型コロナウイルス感染症の発生状況次第では役員会において開催の可否を再度決定するとした。
町によると、12日には金武町屋嘉から綱作りのためのわらを搬入し、15日には大綱曳に向けた伝統行事「アブシバレー」が行われる予定だ。