沖縄、海のレジャー事故が減 過去5年で最少の76人 コロナ外出自粛が影響


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 2021年に県内で発生したマリンレジャーに伴う人身海難事故者は76人(前年比18人減)で、過去5年で最少となった。死者・行方不明者は21人(同2人減)だった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛などで、マリンレジャーに親しむ機会が例年より少なくなったことが、減少の背景にあるとみられる。

 第11管区海上保安本部によると、昨年のマリンレジャーに伴う人身海難事故者76人のうち、シュノーケル中の事故者は24人(前年比10人増)で全国ワースト1位、SUP(スタンドアップパドルボード)中が14人(同2人増)で全国ワースト2位となっている。ダイビング中は11人、釣り中は9人などと続いた。死者・行方不明者のうち、シュノーケル中の死者が12人と半数以上を占めた。釣り中が3人などと続いた。

 11管はマリンレジャー中は連絡手段を確保することや、救命胴衣を着用するなど対策の徹底を呼び掛けている。
 (金城大樹)