高校生が撮影成功!珍鳥「アカガシラサギ」 沖縄・国頭に9羽


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水田などに姿を現したアカガシラサギ=1日午前、国頭村奥間(畑信吾さん提供)

 【国頭】辺土名高校2年の畑信吾さん(16)は1日午前、国頭村の水田などでサギ科のアカガシラサギが9羽飛来しているのを目撃した。屋我地鳥獣保護区管理員の渡久地豊さんによると県内では、アカガシラサギが同じ地点で複数観察されるのは珍しいという。

 畑さんは村奥間の道の駅ゆいゆい国頭の裏手にある水田などでアカガシラサギを目撃した。1日午前は、6羽が水田でミミズなどのえさを探していて、残り3羽はサトウキビ畑の中に身を潜めていたという。

 野鳥観察が好きな畑さんは「まさかこんなにいるとは思わなかった」とびっくり。渡久地さんも「1~2羽は見ることはあったが、これだけ一度に飛来した例は聞いたことがない」と話している。

 渡久地さんによると、アカガシラサギは越冬地から繁殖地である中国大陸に戻る途中で、一部が沖縄に立ち寄る。4月29日の強風による影響で本島北部に飛来した可能性があるという。

(長嶺晃太朗)