沖縄コロナ1090人、月曜最多 南部医療センターは診療制限(5月17日朝)


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オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所)

 沖縄県は16日、10歳未満から90歳以上まで新たに新型コロナウイルスに1090人が感染したと発表した。1週間前の同じ曜日を19人上回り、月曜日としては過去最多となった。県立南部医療センター・こども医療センターは12日から業務継続計画(BCP)を発動し、一部の一般診療を制限している。

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 感染者数は年代別で10歳未満が212人と最多で、10代は181人、30代が166人、20代が125人と続く。

 県内全体のコロナ専用病床使用率は55・8%で、圏域別で本島は58・3%、宮古は60・6%、八重山は18・2%。重症者用病床使用率は20%。社会福祉施設で感染者のいる施設は計99カ所で、内訳は高齢者施設が86カ所で279人、障がい者施設が13カ所で27人となっている。高齢者施設で7人が酸素投与を受けている。

 南部医療センターは新型コロナウイルスによる職員などの休業者の増加を受け、救急医療とコロナ患者の診療に特化する。手術や検査、一般入院は緊急度や重症度が高い人に制限するなどの対応を取る。

 米軍関係者の感染は96人だった。(狩俣悠喜)


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