沖縄復帰50年、全国紙はどう報じた? 各紙1面、特集面で展開も


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沖縄復帰50年を記念する式典について報じる16日付の在京紙

 【東京】沖縄が日本に復帰して50年を迎えた15日と翌16日、在京紙は、県と政府が開催した式典の様子や復帰50年の変化、課題を1面で報じた。15日には1面以外にも特集面を設け、復帰50年報道を展開した新聞も複数あった。

 16日付では、玉城デニー知事が式典で「県と政府が共有した『沖縄を平和の島とする』という目標が達成されていない」と述べたことを受け、朝日新聞と東京新聞、読売新聞は「平和の島 達成されず」という見出しを付けた。毎日新聞も「沖縄の平和 目標遠く」と報じ、課題の大きさを強調した。

 日本経済新聞は、岸田文雄首相の発言を見出しに取り「首相『強い経済実現』」などと報じた。読売新聞も同様の見出しを載せた。産経新聞は「国と沖縄 歩み寄る未来へ」としたほか、天皇陛下の「(県民をはじめ多くの人々の)努力に敬意」という「お言葉」を見出しにした。

 各紙は1面のほか、総合面で9月の知事選に向けた政局を報じたり、社会面で県内の街の様子を伝えたりした。
 (明真南斗)