「ゴルゴ13」に描かれた首里キャンパスも 琉球大図書館で復帰50年企画展 6月30日まで


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琉球大学図書館3階ホールで開催されている企画展「つながる!復帰50年と琉球大学」=10日、同館

 6月30日まで琉球大学付属図書館で開催されている企画展「つながる! 復帰50年と琉球大学」が開催されている。目玉は要人暗殺を請け負うすご腕スナイパー「ゴルゴ13」。1970年に発表された作品の一部に、首里にキャンパスがあったころの琉大が描かれている。企画の目玉の一つとして漫画の複写が展示されている。

 企画展は、琉球大学図書館が保有している写真資料などを中心に、琉大の国立化、学生運動の様子など、復帰にまつわる資料が展示されている。図書館職員らが資料として撮った写真も多数あり、首里キャンパスの様子や70年代の学園祭の様子など、約60~70点を見ることができる。写真資料には、大学の教職員や研究員による解説付き。

 資料の一つとして、日本に復帰する前、東西冷戦を背景に1970年1月の漫画ゴルゴ13の作品「Dr.V・ワルター」に琉大首里キャンパスが登場。図書館職員の一人は「もちろんフィクションだが、講堂や体育館など、当時の大学建物の配置がイメージできる」と紹介した。  図書館ウェブサイトの特設ページでは、会場には展示されていない資料も見ることができる。特設サイトはこちら

(嘉数陽)