「誰でも弾けるピアノ」で文化芸術を身近に 那覇西ロータリークラブ、なはーとに寄贈


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那覇市にピアノを寄贈した那覇西ロータリークラブの慶佐次操会長(右)と受け取った久場健護副市長=18日、那覇市久茂地の那覇文化芸術劇場なはーと

 【那覇】那覇西ロータリークラブ(慶佐次操会長)は18日、那覇市久茂地の那覇文化芸術劇場なはーとに誰でも弾ける「みんなのピアノ」を寄贈した。同クラブの創立60周年記念事業の一環。ピアノは1階ロビーが貸し出されていない時などに演奏できる。今後、演奏可能な日をなはーとホームページに掲載する予定だ。

 同クラブは1962年創立で、今年6月に60周年を迎える。記念事業として市のほか、県にもピアノを寄贈する予定。

 なはーとで催された贈呈式では、同クラブのピアニスト成田しのぶさんの伴奏で那覇市歌などを歌った。慶佐次会長は「多くの人が楽しめる物を寄贈したいと考え、ピアノに決めた。地域のコミュニケーションや子どもたちの育成などに役立てば幸いだ」と話した。

 久場健護副市長は「市民にはピアノを演奏したり、聞いたりすることで身近に文化芸術を感じてほしい。末永く市民に愛されるよう大切に活用する」と感謝した。

(伊佐尚記)