バドミントンダブルス、女子は新垣・眞鶴、男子は上地翔汰・上地翔人 女子は団体と2冠 県高校総体


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 県高校総合体育大会は23日、バドミントンが那覇市民体育で行われた。男子ダブルスは上地翔汰・上地翔人(那覇国際)が2―0で多和田光祐・松茂良琉斗(コザ)を破って制した。女子は新垣愛・眞鶴三愛(普天間)が2―0で宮平結衣・西浜マリン(コザ)を退け頂点をつかんだ。


団体戦に続き、2冠達成 新垣・眞鶴

 団体戦に続き普天間勢がダブルスも制した。新垣愛・眞鶴三愛組は2冠を達成し「不安だらけだったけど、調子良くできた」と達成感をにじませた。

女子ダブルス決勝 ネット際に落ちるシャトルを懸命に拾う普天間の新垣愛(手前)。眞鶴三愛(後方)と組み優勝を成し遂げた=23日、那覇市民体育館(謝花史哲撮影)

 4月に1年生18人が入部。中学で県大会上位入賞を経験したメンバーも多く、即戦力としてチームに加わった。眞鶴もその一人。団体戦の編成も考慮され、3年の新垣と眞鶴の新ペアが決まったのは大会の16日前だったという。互いに積極的に動くタイプで「お見合いが多く、最初は全然合わなかった」(新垣)。いよいよ大会が迫る中、話し合った末に出した答えは、作戦を単純にすることだった。強打の先は相手ペアの間。こうすることで返球先が読みやすくなり、前衛と後衛の役割分担も容易になった。長身で体力のある眞鶴が後衛で隙あらばスマッシュを連打。団体戦の反省から難しい姿勢の場合は丁寧に返すことを心掛け、新垣が前衛で粘り強くレシーブを続け勝機を見いだした。

 新垣は「強い1年生が入って底上げができている。さらに力を付け全国に臨みたい」と意気込む。眞鶴も「九州、全国でまず1勝したい」と続いた。次はシングルス。4人が出場する普天間は3冠を目指す。

(謝花史哲)