運動中倒れた同僚、神父ら6人が救助 心肺停止も的確な処置 ニライ消防が感謝状


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
救助されたフランシスティンさん(前列中央)と感謝状を持つ同僚ら=4月22日、嘉手納町のニライ消防本部

 【嘉手納】嘉手納町のニライ消防本部はこのほど、運動中に倒れた人を救助した6人に感謝状を贈呈した。昨年11月19日午後2時25分ごろ、嘉手納町兼久体育館でバトミントン競技中に、カトリック教会で働く同僚が倒れ心肺停止状態になったため、AED(自動体外式除細動器)を使用し、119番通報を行い救急車で搬送した。同僚は的確な応急処置により一命を取り留め、後遺症もなく社会復帰できた。

 表彰されたのはクルーズ・ジャミルガー・トゥリアさん、セクエイラ・ナビーン・ジョセフさん、カンティラーノ・ヒダルゴ・サニーさん、ファン・ディン・ホァイさん、ユウン・チュン・ティンさん、モンディド・ロドニー・マドゥーラさん。代表であいさつしたセクエイラさんは「友人を助けるのは当たり前のこと」と述べた。救助されたフランシスティンさん(45)は「神父さんたちに助けられ感謝している」とお礼を述べた。

 仲宗根努本署長は「時間との勝負だった。迅速な連携と勇気を持った行動が素晴らしい」とたたえた。
 (喜納高宏通信員)