政治

普天間飛行場に基準576倍のPFAS 2016年の米軍調査、基地外流出も

 米軍が宜野湾市の普天間飛行場内で実施した調査で、現行の国の暫定指針値の576倍に当たる有機フッ素化合物(PFAS)が検出されていたことが25日までに分かった。本紙が米国の情報公開制度で入手した在沖米海兵隊の内部資料に記載があった。資料では検出場所が基地フェンス付近と水路でつながっている可能性も示され、汚染水が基地外へ流出した恐れもある。

 本紙が入手したのは、2018年9~11月の米軍関係者のメールのやりとり。添付された飛行場内の地図には北側にある「消火訓練施設」で有機フッ素化合物のPFOS(ピーフォス)が1リットル当たり約2万7千ナノグラム、PFOA(ピーフォア)が1800ナノグラム検出されたと記録されている。

 調査は16年2月に実施し、当時は日本側指針値は定められていなかった。20年に定められた現行指針値(PFOSとPFOAの合計で1リットル当たり50ナノグラム)と比較すると、検出されたPFOSとPFOAの濃度は576倍に当たる。

 地図に記載のある水路は、施設付近から普天間第二小学校付近まで伸びているが、資料では基地外流出について明言はない。本紙は在沖米海兵隊に現在のPFASの調査状況や、基地外流出の有無などを問い合わせたが、25日までに回答はなかった。
 (塚崎昇平)


米軍「質問、答える必要ない」 16年に汚染水確認も地元軽視の姿勢 普天間飛行場内PFAS



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