イバノが沖縄で植物肉普及へ グリーンカルチャーと提携 ビーガン食など多様化するニーズに対応


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
イバノが業務提携したグリーンカルチャーの植物肉「グリーンミート」

 業務用食材卸のイバノ(浦添市、平良秀樹社長)はこのほど、植物肉ベンチャーのグリーンカルチャー(東京都、金田郷史社長)と業務提携した。環境・健康面から注目を集める植物肉の、沖縄での普及を目指す。将来的に両社での商品開発なども視野に入れる。

 植物肉は大豆やエンドウなどの植物性たんぱくを原料とした動物性原料不使用の代替肉で、肉に近い満足感や味が特徴。畜産の環境負荷や、途上国での食糧問題などを背景に市場が拡大している。県内でもハラール食やビーガン食など、多様化するニーズへの対応で需要が高まっている。

 平良社長は「新しいカテゴリーの販売を通して環境、健康に配慮した持続可能な食の喜び、感謝を沖縄全域に創造したい」とコメントした。

 金田社長は「イバノの流通網、顧客ネットワークと弊社製品が掛け合わさることで多くの事業社に植物肉を届けられる」と期待した。

 グリーンカルチャーの植物肉はイバノを通じて県内のホテルや飲食店に卸しているほか、県内イバノ店舗でも販売している。