トライアスロン+ワーケーション=新しい○○ 県外企業がアカデミーを開催 読谷


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 高機能ウエットスーツなどトライアスロン関連商品を開発、販売するナチュラルエナジー(京都府、長田達也社長)は19~22日に、読谷村の残波岬で沖縄トライアスロンアカデミーを開催し、計8人が参加した。トライアスロンの種目をベースに、沖縄で心身共にトレーニングするプログラム。経営者など県外からの参加者が仕事と両立しながら沖縄での生活を楽しむ形をとり、長田社長は「ワーケーションは新しい観光のスタイルとなる」と語る。

第3回トライアスロンアカデミープレアカデミーでの参加者=22日(提供)

 同アカデミーは2021年12月に初めて開催し、今回は3回目となる。リオデジャネイロオリンピック自転車ロード日本代表の内間康平氏ら7人を講師に迎えた。

 残波岬は室内練習場が完備され、自転車を走らせる際の安全性や海を備える。

 参加者はスイム、バイク、ランのトレーニングをはじめ、精神面の強化やリラックスに関する講座を受けながら、自由に練習を抜けて本業の仕事や会議にも参加することができる。

 半年前にトライアスロンに興味を持ち、今回初めて参加した川上佳孝さん(49)は「時間を区切ってできるので集中力が上がり、仕事が効率化する」と笑顔で話した。

 ナチュラルエナジーの長田社長は「参加者は経営者も多く、業界も多岐にわたる。意見交換を楽しみながら新たなビジネスにもつながる」と述べ、参加者はトレーニング以外でも効用が期待できるとした。

 同社は今後も定期的にアカデミーを実施していく予定。主に県外者を対象とするが、日帰りでの県内からの参加も柔軟に対応する。料金は要相談。詳細や問い合わせはhttps://www.n-energy.co.jp/から。

(與那覇智早)