沖縄県は28日、10歳未満から90代の1509人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。死亡例はなかった。新規感染者数は減少傾向にあり、病床使用率も46・5%と昨日に引き続き50%を切った。週の合計も前週比0・76倍と減少傾向にあるが、人口10万人当たりの感染者数は792・33人と、全国平均の166・92人を大きく上回る。県は引き続き感染対策に取り組むよう呼び掛けている。
新規感染者のうち米軍関係者は57人だった。最も感染者数が多かったのは10歳未満の290人で、続いて10代の268人、40代の251人となった。
県は「救急医療状況が逼迫(ひっぱく)しているため、夜間や休日の発熱の際にはコールセンターに問い合わせるか、軽症の場合は市販の検査キットでの検査を検討してほしい」と述べた。また、10歳未満の感染者が多いため、子どもの発熱時は小児救急電話相談「#8000」へ事前に相談してほしいと周知した。
(與那覇智早)