沖縄コロナ1509人、減少傾向 前週比0・76倍 病床使用46%(5月29日朝)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は28日、10歳未満から90代の1509人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。死亡例はなかった。新規感染者数は減少傾向にあり、病床使用率も46・5%と昨日に引き続き50%を切った。週の合計も前週比0・76倍と減少傾向にあるが、人口10万人当たりの感染者数は792・33人と、全国平均の166・92人を大きく上回る。県は引き続き感染対策に取り組むよう呼び掛けている。

 新規感染者のうち米軍関係者は57人だった。最も感染者数が多かったのは10歳未満の290人で、続いて10代の268人、40代の251人となった。

 県は「救急医療状況が逼迫(ひっぱく)しているため、夜間や休日の発熱の際にはコールセンターに問い合わせるか、軽症の場合は市販の検査キットでの検査を検討してほしい」と述べた。また、10歳未満の感染者が多いため、子どもの発熱時は小児救急電話相談「#8000」へ事前に相談してほしいと周知した。
 (與那覇智早)