「安全安心の海浜に」 暴力団介入阻止へ同盟結成 警察署や事業者ら 沖縄・宮古島


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海浜・海域への暴力団等介入阻止同盟を結成した宮古島市の座喜味一幸市長(前列左から3人目)と関係者ら=4月26日、宮古島市役所

 【宮古島】宮古島の海浜、海域への暴力団や反社会的勢力の介入を防ごうと、市や県、宮古島署、マリン事業者らによる介入阻止同盟がこのほど、結成された。関係者らは暴力団などからの不当な要求を拒否し、安全安心な海浜・海域実現へ決意を新たにした。

 市などによるとビーチで不法にテントを常設したり、水上バイクなどを貸し出して営業したりといった行為が見受けられるようになっている。中には反社会的勢力が関係していることもあるという。強引な客引きやルールを無視した水上バイクの走行など、市民や観光客が危険にさらされる可能性も指摘される。

 市役所で行われた結団式で座喜味一幸市長は「素晴らしい宮古の海を安心安全に楽しんでもらうためにも、関係各機関と連携を取って課題解決に取り組む」と決意を述べた。

 4月28日、同盟に加入する各機関の代表者らが集い、市伊良部の渡口の浜で取り締まりパトロールを実施した。ビーチに常設したテントを拠点に水上バイクのレンタルなどの営業をしていた2業者に撤去するよう指導した。
 (佐野真慈)