4月の有効求人倍率0.92倍 コロナ下では最高水準 沖縄労働局


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 沖縄労働局(西川昌登局長)が31日に発表した4月の有効求人倍率(就業値別、季節調整値)は前月比0・07ポイント上昇の0・92倍だった。新型コロナウイルスの影響で2020年5月以来24カ月連続で1倍を下回っているが、コロナ下では最も高い水準だった。4月下旬からの大型連休が3年ぶりに行動制限がなかったため、観光関連業を中心に人材の需要が高まっている。同局は「求人に改善傾向がみられる」と判断している。

 県が同日発表した完全失業率(原数値)は前年同月比0・9ポイント低下の2・8%だった。完全失業者数は同6千人減の2万2千人だった。

 有効求人倍率は26カ月連続で全国最下位だった。

 月間有効求人数(季節調整値)は前月比7・3%増の2万9878人、月間有効求職者数(同)は同0・3%減の3万2644人。新規求人倍率(同)は同0・2ポイント上昇の1・72倍となった。

(小波津智也)