海水浴には酢を持参、防止ネット内で泳ぐ…猛毒があるハブクラゲ、沖縄県が注意報


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ハブクラゲ(県衛生環境研究所提供)

 猛毒がある海洋危険生物「ハブクラゲ」に刺される被害を防ごうと、県は6月1日、ハブクラゲ発生注意報を発令した。期間は9月30日まで。県衛生薬務課は海水浴、マリンレジャーをする場合は(1)肌の露出を避ける(2)侵入防止ネット内で泳ぐ(3)酢を持って行く―など注意を呼び掛けている。

 ハブクラゲは沖縄のほぼ全域に生息。かさが半透明で見つけにくく、毒針・毒液がある触手は伸び縮みし、150センチ以上になることもある。海水浴などで海に入る機会が増えていく6月ごろから、人体に被害を及ぼす大きさに急激に成長する。ハブクラゲをはじめとする海洋危険生物の被害は2010~21年の間、2538件起きているが、このうち1072件、42・2%がハブクラゲの被害となっている。

 応急措置や侵入防止ネットが設けられているビーチの情報はhttps://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/eiken/eisei/uminokikennseibutu.html

(安里周悟)