沖縄県は5月31日、10歳未満から90歳以上の1469人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。クラスター(感染者集団)は2件発生した。先週火曜日から449人減少した。11日連続で前週の同じ曜日より減少し、県の宮里義久感染対策統括監は「ピークアウトした」と報告した。
社会福祉施設内療養者は119カ所で計337人。内訳は高齢者施設97カ所で261人、障がい者施設22カ所で76人となっている。30日に比べて10人減少した。
新規感染者は10歳未満が285人で最多。10代が241人、40代が232人、30代が225人と続いた。推定感染経路は家庭内が最多の479人。友人・知人が123人となった。病床使用率は県全体で44・9%。圏域別では、本島が51・0%、宮古が12・1%、八重山が20・5%となっている。重症者用病床使用率は18・3%だった。
クラスターは2件報告があり、どちらも宮古島市内で発生した。17日から27日にかけて社会福祉施設で15人、医療施設で10人が感染した。
米軍関係者の新規感染者数は56人で、基地別の内訳は不明。(金盛文香)
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